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なぜ年をとると骨折しやすくなるのでしょう

老人人口の増加とともに、お年よりの骨折がますます問題となってきました。お年よりに骨折が生じやすいのは、骨がもろくなっているからです。この状態は老人性骨粗鬆症とよばれています。
骨の最は30〜40歳頃をピークとして、その後年齢とともに減っていきます。とくに、女性では閉経期をさかいに骨量の減少傾向が目立ちます。女性では60歳をすぎると、また男性では70蔵をすぎると骨は弱くなり、もろくなります。これは本来、自然な年齢的変化ですから病気ではありません。骨量は減っていても骨自体に異常があるわけではありません。しかし、骨がもろくなると畳の上で転んでも骨折がおこることがありますので、困ったものです。

 

 

 

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